やっほー! こんにちは あまのじゃくです
私は、去年の11月頭から急性リンパ性白血病で入院しています。
白血病で長期入院というのも経験としてはなかなかレアだと思うので、せっかくですから入院生活や病院のことについて、レポートを書いてみようと思います。
今の時点ですでに半年弱の入院生活を一気にまとめるとかなり長くなりそうなので、今回はとりあえず入院に至るまでの話について書こうと思います。
白血病とはどんな病気なのか
とりあえず、本題に入る前に白血病について少し説明しようと思います。
白血病は、血液がんといわれる病気のひとつで、白血球の一部ががん細胞化→増殖して自身の身体に悪い影響を与えてしまうようになる病気です。
”がん”と聞くと何か切開等を伴う大掛かりな外科手術を行なって治療をするイメージがある方もいるかもしれませんが、実は白血病の治療は基本大掛かりな外科手術を行うことはありません。せいぜい検査などの時にたまに腰に注射を刺されるくらいで、基本的には点滴を用いた治療で終了します。ただ、その代わり入院期間はそこそこ長いです。一般的な治療スケジュールだと、おそらく半年前後はかかると思います。(ただ、治療のパターンによっては3週間点滴→1~2週間休みのようなスケジュールで治療が進むので、希望であれば休みの間一時的に退院することはできます。元気であれば。そう、元気であれば…)
病気の予兆
入院する2週間ほど前、2024年10月半ば。腰というかももというか、そのあたりに急に痛みを感じるようになりました。痛みはかなり強く、日常生活にかなり支障をきたすレベル。とりあえずは我慢していましたが、数日経っても痛みは引かなかったため、近所の整形の病院に行くことに。しかし、病院でのレントゲン撮影の結果は、異常なし。ただ、「話を聞く限りヘルニアの可能性があるね」といわれました。ヘルニア… ヘルニアは、背骨の間にある椎間板というところが変形して神経を圧迫してしまう病気のようですが、説明を聞く限りかなり痛々しそうですし、あまり小さくない病気だなとは感じました。少しショックでした。しかし、同時にしょうがないなとも思いました。というのも、私は中学生の時に少し精神を病みかけた時期があって、それを埋め合わせるように暴飲暴食、相当な夜更かしなどを常習的に繰り返しており、おかげで今は精神こそある程度健康にはなったものの、身体がボロボロになっているんだろうなということは容易に想像できる状態だったからです。そのため、以前からどこかで大きめの病気になるだろうなぁとは考えていて、今回がそれなのだろうなと感じました。とりあえず病院では痛み止めをもらい、その日は帰宅しました。痛み止めを飲むと痛みは幾分か治まり、日常生活を問題なく送れるくらいにはなりました。ただ、痛み止めの効果が切れると強い痛みが戻ってきて、そこそこ辛かったです。そんな感じで入院までは痛みを騙し騙し生活していました。ただ、痛みを感じる場所が徐々に移動したりしていて、本当にヘルニアなのか…?とも感じていました。
病気の発覚
入院前日の10月31日 夜中に急な激痛に襲われました。あとほんの少しだった夕飯も投げ出してソファーに向かったレベルの痛み。お腹と背中を強く圧迫されているような感じで、寝ていようが立っていようがお構いなしに激痛。とりあえずすぐ痛み止めは飲みましたが、薬が効くまではあまりの痛みに常に叫んでいました。半ば狂乱状態であったと言っても過言ではないと思います。救急車を呼ぼうか迷いましたが、救急車を呼んでいいラインがどれほどなのか分からず、救急車を呼ぶのには少し躊躇いがあったので、とりあえず親の車で病院に向かうことに。車に乗っているうちに、痛み止めが効き始めたのかある程度は痛みが楽になってきました。そして、名前は忘れましたがそこそこ大きな病院に着き、そこで軽い検査をした結果、ぎっくり腰かも…?とのこと。とりあえずその時点では痛みがそこそこ引いていたというのもあり、明日まだ痛かったらもう一回整形の病院に行ってみようね、ということでこの日は一旦帰宅し就寝しました。
翌朝、さすがに昨日の夜ほどではないものの、やはり身体は痛く、母が作ってくれた弁当を食べるのもやっとの状態でした。そのため、午後から整形の病院に行き、記憶の中では人生初のMRIを撮影。しかし、結果は異常なし。これで、ヘルニアではないことは確定しました。その後、もしかしたら膀胱の辺りで何かが悪さをしているかもしれないということで、泌尿器科を紹介され、泌尿器科に行くことになりました。しかし、そこでも異常なし。(まぁなんとなく泌尿器科は違うようなとは感じていましたが…)そして今度は泌尿器科で、そこそこ大きな総合病院を紹介され、行くことに。この頃はもう歩くのも大変なほど身体が辛く、病院に到着した後、駐車場から玄関までの道のりをやっとの思いで歩き、椅子でぐったりしながら親が受付を済ませてくれるのを待っていました。そしてついに受付が済み、検査をすることに。ベッドで寝かされ、採血などを行いました。結果をしばし待っていると担当の方が来て、採血結果に明らかに異常な点があるとお話されました。そして、もう夜だったということもあり、さらに精密な検査をするために1日入院を勧められたので、大事をとってその晩は病院に泊まることに。ちなみにこの時は、物心ついてから入院することになるのは初めてだったので、少しだけワクワクしていました。(その後嫌というほど入院することになるのに…)
次の日、ついに病名が伝えられました。伝えられた病名は「急性リンパ性白血病」
…
…
聞いてないよ… 確かにそこそこ大きめの病気になるのは覚悟してるとは言ったけど、がんは聞いてないよ…
そして、一晩だった予定の入院はひとまず1ヶ月前後に延長。ここから、長い入院生活が始まります…
終わり
今回は、入院するまでの出来事について書いてみました。次回は、入院初日から治療序盤の様子について書こうと思います。
入院からもう半年も経っているのですね。
スマホのアルバムアプリを開くたび、放課後寄り道していた記憶や、毎週末行っていた銭湯の記憶、そして父と食べたラーメンの記憶など、日常の記憶がまるで昨日のように思い出されますが、そんな日常の記憶から全て半年近い時間が経っているのだなと思うと、少し寂しい気持ちになります。
私はいつまた日常に帰って来れるのでしょうか…
それではノシ
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